望遠鏡(スコープ)
フィールドスコープとも呼ばれています。天体望遠鏡は、映ったものが上下逆になりますが、
スコープでは逆転せずそのままの映像です。
双眼鏡に比べると、マニアックな道具のひとつです。
倍率は20倍以上となり、
アイピースと呼ばれる接眼レンズ部分を取り替えることで、さまざまな倍率を楽しめます。
スコープを使用し、使いこなせるようになると 野鳥たちの姿を自分の目で
目の前に見ることができるようになります。
最初からスコープを利用することはお勧めできません。
バードウォッチング上達のヒントでもお話しますが、双眼鏡でも
スコープでも視界に野鳥を入れるのは 練習と慣れが必要です。
まず双眼鏡(8倍くらい)で鳥の見方を練習し、慣れてください。
そうすると私のように 双眼鏡だけではモノ足りず、もっと大きく野鳥が見たいと思うようになります。
スコープは本体だけでは、使うことができません。
本体+三脚+アイピース(接眼レンズ)のセットは必ず必要になります。
結構な費用がかかります。
私は、お小遣いをせっせとためて、1年越しで購入することができました。
スコープも何社から出ていますが、一つだけポイントをいえば、
やはり明るく見えるものが最高です。
特に対物レンズに フローライトとかEDレンズとか特殊なレンズを使用しているものは、
見え方がまったく異なります。(ものすごくクリアに見えます)
明るさがぜんぜん違うのと、普通のガラスレンズは遠くのものを見たときに
にじみやひずみが発生します。
これは遠くの野鳥を見たとき、羽の色や羽毛までしっかり見えるか、
見にくくなるかの違いにあらわれます。
アイピースについてはメーカにより差はありますが、私の場合 20~60倍の
ズーム式アイピースを最初に購入しました
◆私が使用している望遠鏡です(ズーム式アイピースとセット品)
私は しっかりとしたものを使っていただきたいと思います。
身近な野鳥を通して自然に親しみを持ち、すべての生命が
住みやすい環境づくりに興味を持っていただきたいからです。
どうせ買うなら、良いものを、そして野鳥にもっともっと興味を
持っていただき、野鳥を好きになっていただきたいです。