身近な野鳥について

身近な野鳥に対する想い 身近な野鳥ってどんな鳥? 鳥のおもしろ行動ウォッチング 四季の移り変わりと身近な野鳥

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■ 身近な野鳥に対する想い

身近な野鳥を見ていくと、いろいろな発見があります。
今まではスズメ・ハト・カラスくらいしか近所にいないものだと思っていたら、実にいろいろな野鳥が回りに住んでいるんだと
気づきました。


身近なスズメをよく知ると、スズメと比べて色が違うとか、声が違うとか、大きさが違うとかいった特徴で、スズメとは違う
野鳥だと分かります。(このあたりのテクニックはバードウォッチング上達のヒントを参照してください)


それまでは、鳥に対してそんなに興味なく、ただ単純に鳥だとしか考えていませんでした。
時には追い払ったり、幼少の頃には手鏡で、太陽の光を手鏡でスズメに当てビックリさせたり、くちばしに何かくわえている
スズメを見かけたら、追い立ててくちばしから落としたものが何なのか確認したり(この時はパンでした。鳥をいじめちゃだめですよ)
イジワルばかりしていました。

スズメだけでなく、カエルやバッタをはじめとする小動物は飛んで逃げることができないため、捕まえてはひどいことをしていた
ものだと、今になって心が痛みます。
今の子供たちは、このような経験しているのでしょうか? 学校でのイジメ問題、犯罪の低年齢化など 暗い話題ばかりです。
生き物をイジメて心が痛むという経験から自分以外の人・モノに対する本当のやさしさが生まれるのではないかと私は思います。
そして小さな頃から自然や生き物と親しむことの必要性を感じています。


おっと、まじめな話をしてしまいました。
さらに、よく観察していくと 季節によっても野鳥の種類が変わることが分かります。
(一年中ずっと住んでる野鳥もいますけどね スズメとか)


身近な野鳥を知ることで、あなたの住んでいる周囲環境を知り、自然への興味を持っていただけたら幸いです。


■ 身近な野鳥ってどんな鳥?

 鳥というと、何が思い浮かぶでしょうか?
   スズメ・・  カラス・・ ハト・・ カモ・・  ??

 たくさんの種類が思い浮かんだから、すごいぞ!なんてことはありません。
 野鳥が近くにいる と感じるだけでも いいんです。すばらしいことだと思います。
 

 でも、どうせなら どんな鳥が住んでいるか知りたいあなたへ
 
 環境や地域によって、見られる鳥が違うので、ざーーっと(適当です。ごめん)
 分類やその他云々を知りたい方は、図鑑等で調べてください。

 ○公園・民家周辺
   ・スズメ 
     人が生活していないところには居ないという、人に密着した野鳥です。登山などの帰り、スズメの声が聞こえたら
    近くに民家がある証拠で、安心するそうです。実際、山の中では見かけません。
   ・ムクドリ
     夕方になると集団で電線や街路樹に、集まります。その声は時に騒音と呼ばれるほどです。
     ジャージャー、キュルキュル
   ・ヒヨドリ
     全身グレーで、ほっぺ(耳?)が赤茶の鳥です。ヒーヨヒーヨと鳴きます。名前の由来でしょうか?
     気が強い性格のようで、ほかの鳥を追っ払ったりするのを見ます。
   ・キジバト
     ハト一族?の中では、由緒正しい野鳥です。犬や猫で言えば、血統書つきみたいなものです。
     ドードーポッポー、ドードーポッポーと低い声で鳴くのをよく見ます。
     ちなみに、公園に群れてるハトはドバトといって、野鳥ではありません。詳しくは下をご覧ください
   ・ハシブトガラス
     名前のとおり、くちばしが太いカラスです。って分かりませんよね。都会に普通に住んでいるカラスです。
     カラスは全身 黒ずくめですが、口の中も真っ黒です。子供のカラスだけ口の中が赤くなっています。
     ハシボソガラスってのもいます。こっちは山や田舎の方に居ます。
   ・シジュウカラ
     スズメと大きさが近いですが、羽の配色がぜんぜん違います。ツピー、ツピーと高い声で鳴きます。
     胸のネクタイ模様がトレードマーク。スズメほど人に対して警戒心がないようです。

 ○池や川の近く
   ・カルガモ
     皇居の池を親子ずれで渡り歩く姿が、たびたび話題になる水鳥です。大きめの公園の池で大抵見ることが
     できます。
   ・ハクセキレイ
     水辺によくいる野鳥です。チチン、チチンと飛びながら鳴きます。
   ・コサギ(サギ類)
     白い小型のサギです。よく聞くシラサギという名前の鳥はいません。白色のサギを総称してシラサギと呼ぶようです。
     チュウサギ、ダイサギという名前のサギもいます。
   ・トビ
     上空を上昇気流に乗って、ゆったりと飛んでいる大型の鳥です。よくピーヒョロロォ〜と鳴きます。
     


 神社や公園に群れているハトは野鳥じゃない?
    ドバトと呼ばれるこのハトは、もともと人間に飼われていたハト(レース鳩や伝書鳩)が野生化したものです。
    もともと、人に飼われていたハトのため、野鳥には分類されていません。
 由緒正しい野鳥のハトはキジバト!
    ドバトと違って、もともと自然の中で生活してきたハトが キジバトです。れっきとした野鳥です。
    ドバトのように群れることはありません。1〜2羽くらいでいることが多いです。


■ 鳥のおもしろ行動ウォッチング

 食に対する、あくなき挑戦と戦い
   野鳥は、空を飛ぶためにエネルギーが必要です。でも、体はできるだけ軽くしなければなりません。
   だから、よく食べ、よく出します(食事中の方ごめんなさい)。よく食べるために食べ物を必死で探し、時には争いも・・
   私が見かけたのは、道路の真ん中でスズメが一所懸命、何かを食べていました。
   車で近づいても、かなりの至近距離まで逃げようとしませんでした。大丈夫かな?と こっちが心配してしまいました。

 求愛(はぁと)
   野鳥も恋をします(当たり前?) 異性に興味を持ってもらうため、人がカッコつけたり 化粧したり 香水つけたり
   自分をよく見せるのと同じように、野鳥も異性にアプローチします。
   たとえば、スズメ・・・
    春、オスは気になるメスの前で、胸をはって 「どうだ!」というポーズを見せます。当然ながら、フラれることもあります。

   ハト(ドバト)
   一年中、なりふり構わず求愛しているように見えます。
   メスの前というか、自分の前をメスが通りかかっただけで、求愛行動に出ることが多いように感じられます。
    ドバトの場合、胸をふくらまし、くるくる回り踊りますが、見ているとフラれる確率はかなり高いと思います。
   神社や公園でドバトを見たら、注意して観察してください。ちょっと笑えます。(ドバトには失礼ですけど...)


  今後も、鳥の笑える、感心する行動を公開していきます。お楽しみに

■ 四季の移り変わりと身近な野鳥

 日本には、はっきりとした四季がありますが、四季によって見られる野鳥も違ってきます。
 身近な野鳥でさえ、季節によって見られる種類が変わってくるんです。

 一番感じるのは、モズの高鳴きを聞いたとき・・秋の気配を感じます。
 秋の歌「小さい秋みつけた」でも、歌詞中に「♪呼んでる口笛 モズの声・・」と歌われてますよね
 野鳥でも季節を感じることができたら、四季の移り変わりを意識することができます。



 季節と代表的な身近な野鳥の関係です。

 春〜spring〜
  ツバメ : 春に渡ってくる野鳥の代表格です。「長旅おつかれさま」 と言ってあげたいですね。
  ウグイス : 姿を見ることは難しいですが、その声は有名ですよね。ホーホケキョ

 夏〜summer〜
  カッコウ : 身近な野鳥とは言えないかも知れませんが、高原や湖畔で声が聞こえてきます。
          ♪カッコウ、カッコウ静かに・・・

 秋〜autumn〜
  モズ : モズの高鳴きが聞こえるようになると、秋が来たことを感じます。
  ヒヨドリ : 年中いるはずですが、秋ごろヒーヨヒーと騒がしくなる・・ と私は感じています。

 冬〜winter〜
  オナガガモ : 冬になると湖や川に越冬のため飛来します。おかえりなさい!と言ってあげましょう。
  コハクチョウ : 越冬のためにはるか北の地から やってきます。







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