バードウォッチングの楽しみ方

野鳥を観察 野鳥の声を楽しむ お庭に野鳥を呼ぶ 野鳥の絵を描く

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鳥お兄さんについて

■ 野鳥の観察、行動を見る(バードウォッチング)

  野鳥を観察
    観察と一口にいってもいろいろあります。  野鳥の行動を見る 野鳥の姿・形・色を見る。さまざまな種類の鳥に会いに
  行くなどあります。


   ○行動を見ることからお話します。
     電線に止まっているスズメ、意識しなければ何も感じませんが、ぼーっとしているようで、周囲をキョロキョロ見回したり、
    くちばしを電線にこすりつけたり、鳴いていたり、仲間と一緒にとまっていたりします。

     行動を見ているだけで楽しむことができます。いえ、見てあげてください。

     キョロキョロするのは、食べ物を探しているのか、仲間を見ているのか、自分の巣へ近づく侵入者を監視しているのか
     と考えるのも楽しいです。
      本当にぼーっとしている場合もあるかも・・

     電線や枝にくちばしをこすりつける行動は、たまに見られます。
     言ってみれば、人が食べ物を食べたとき、口のまわりについた汚れをふき取るような動きです。ちょっと親近感が
     わきました?
     本当は、くちばしの皮?をむくようです。(つめを切るような感覚といえばよいでしょうか・・)


   ○水浴びや砂浴び
     鳥は飛ぶために必要な、体を保護するための羽毛をとても大事にしています。

     羽の手入れをおろそかにすると、飛ぶことさえできなくなるかもしれません。そんな羽を清潔に保つため、水浴びや
     砂浴びといった行動をとります。夏場はもちろん、寒い冬だってちゃんと手入れしてます。
     生きるために必要だし、きれい好きなんですね。


   ○飛んでいる姿
     スズメなどの小さい野鳥は、分かりづらいかも知れませんが、カラスなどを見てみると、飛んでいるときには
     飛行機のように足を格納しているのが分かります。飛ぶ際の空気抵抗を少なくするためでしょうね。

     また、首の長いサギは 首を曲げて飛ぶし、白鳥の仲間は首を伸ばしたまま飛びますが、羽ばたく姿を
     見ていると、体は上下に動いても 頭は動かさないようにしています。


   ○名づけて「ふくらしスズメ」
     寒いときは、羽を逆立たせ ふっくらした まんまるなスズメを見ることができます。
     羽の中に暖かい空気をためて、寒さをやわらげるためです。




  野鳥の姿・形・色を見る
     野鳥 とかくスズメはかなりのビビリやなので、近くで姿を見るのはちょっと難しいです。
    できれば双眼鏡の使用をオススメします。

     スズメをじっくり見ると、ホッペが黒いことに気がついたり、目が以外にクリっとしていたり、くちばしは黒いんだとか
    背中のまだら模様で素朴感を感じたり、今まで知らなかった気づきをいろいろ発見できます。

     こうして、身近に住んでいる鳥たちに親近感を持てるようになると、世界観がきっと変わります。
     旅先での楽しみも増えると思いますよ。
     

     自分の住んでいる近所の野鳥が ある程度分かり、見分けられるようになったら、 少し遠出して、山・川・海のほうへ
     行ってみましょう 新たな野鳥との出会いが待っています。





■ 野鳥の声を楽しむ

   鳥が鳴かない日はありません。声から野鳥の存在を感じることができます。

   野鳥の声は、気にしなければ、聞こえないというか、耳に入ってこないものです。だからこそ、普段の生活の中で
   鳥の声が聞こえてきたときに、近くに野鳥の存在を感じることができます。

   身近な野鳥の代表格:スズメ
    普通はチュンチュンと鳴き声を表現されたりしますけど、いろいろバリエーション豊かです。
     チチチ、ジー とか・・


    野鳥の種類は分からずとも、声を聞いているだけで癒されますが、
    スズメをはじめ ハト カラス ヒヨドリなど身近な野鳥の声を覚えておくと、野鳥を見分けるポイントになります。

    声だけ聞いて、野鳥の名前が分かるまでには、慣れが必要ですが、身近な野鳥なら姿も確認しやすいので楽しみながら
    野鳥の声を意識していると知らない間に分かるようになります。

    聞きなれない声が聞こえてきたら、鳴いている野鳥の姿を図鑑で確認して、「この鳴き声はヒヨドリだったのか」
   と、分かれば うれしい限りです。分からなかったとしても、大丈夫! また、次の出会いがあります。



    鳴いている声だけでなく、鳴いている姿も見てみると 面白い光景を見ることができます。
    私が見たのは、キジバトが鳴いている姿で、全身を使って一生懸命ドードーポッポーとやっていました。
    それまでは くちばしだけ動かして、声を出していると思っていたんですが、くちばしから 胸(はとむね) しっぽまで
    全身を使う姿に、健気であるとともに命をかけているように感じました。
    鳥から人生を学んだような気がします


    図鑑などには、鳴き声が言葉で表記されていますが、なかなかイメージがつかめず、実際に聞かないと分かりません。
    バードウォッチングのアイテムでも紹介しますけど、CDなどで聞くと覚えやすいです。
  
    と、いいつつ 身近な野鳥の鳴き声を表してみました。参考にどうぞ
鳴き声 鳴き声
スズメ チュン/ジジ シジュウカラ ツピーツピー・・
ムクドリ キュルル/ジャー ハクセキレイ チチンチチン
ヒヨドリ ヒーヨ/キー カワラヒワ キリリコロロ/ビーン
キジバト ドドーポッポー トビ ピーヒョロロー
ハシブトガラス カー モズ チョンチョン/キィーキィー
ハシボソガラス ガァー ツバメ チュピチュピ・・ジー
 
   最初に鳴き声に バリエーションがあるといいましたけど、私たち人と同じように ゴキゲンで鼻歌のように?鳴くこともあれば
   メスにアピールするため とか こっちへ来るな! と怒るような鳴き方もします。実際に巣に近づいたりしたときに怒ったような
   鳴き方をしていたら、近づかないほうがいいと思います。

   こんな鳴き声ですが、鳴き方には大きく分けて、さえずりと地鳴きがあります。

   さえずり
    歌うようにリズミカルにきれいな声で鳴きます。メスを呼んだり、なわばりを示すのに使われます。
   地鳴き
    地味な声で、警戒するときや 仲間との会話?に使われます。

   例えば、ウグイス さえずりはホーホケキョですよね。地鳴きはあまり聞いたことないかも知れませんが、チャッチャッチャと
   舌を打つように鳴きます。

    そうそう、キツツキの仲間などは、木をつついて音を出すドラミングという鳴き方?(ではないけど)をします。



   野鳥の声を録音する。
    野鳥の声を録音して楽しむという方法もあります。
    簡単な録音機材があれば、すぐできまるし、パソコンでメールと一緒に送ったり、CDにして友達にあげることもできます。
    録音しておくことで、後で調べることもできます。

    どんな機材が必要でしょうか
録音機材
(録音機能付き)
価格 使いやすさ 音質 汎用性 録音
時間
総合
MD(ミニディスク)
DAT × ×
テープ ×
MP3(ICレコーダー)

     マイク
      ステレオ録音できるもの、風きり音を防止するようなカバーがついているものが、オススメです。
     本格的なものでなくても、ぜんぜん大丈夫です。


     パソコンに取り込み、CDなどにする方法
      野鳥の声だけでなく、個人のコンサートや、講演などを録音して、CDにするテクニックを
     公開します。しばらくお待ちください。






■ お庭に野鳥を呼ぶ

 庭に野鳥を呼ぶ

   自分の家を野鳥にとって、居心地のよい空間に変えてしまおうという考えです。
   朝から夕方まで、身近な野鳥が自分の近くにいてくれる幸せを感じられます。

   野鳥を呼ぶにはどうしたら良いのでしょうか? 一番簡単なのは、エサを置くこと 水場を置くことなどがあります。
   庭をお持ちの方は、実のなる木を植える方法もあります。
     ここでは簡単な方法を紹介します。

 注意!!

  野鳥を呼ぶことで、ご近所へ迷惑がかからないようにしてください。フンなどの問題でご近所から目をつけられたら大変
 ですからね。
  マンションのベランダにも呼ぶことができますが、さらに注意が必要です。ふとんや洗濯物を汚されないよう注意してください。

   野鳥のえさを置く台を製作するにあたり、刃物等を使用するため、十分注意してください。特に小さなお子様には必ず
  大人の目が届くところで製作してください。工作は楽しいですが、ケガしては大変です。

 エサをおく時期について守ってください。
  エサを置くのは、エサの少ない、冬から春先にすることが好ましいです。
  野生の動物として、年中人間のえさをあてにされないよう、気をつけてください。生存競争に生き残れない、弱い野鳥を
  作ってしまう可能性があります。水場は年中OKです。



 水場をつくろう
   野鳥を観察のところでも触れましたが、鳥は水を飲む以外にも、水浴びが必要です。なかなか水浴びに適した場所がなく、
   雨上がりの水たまりなどで水浴びしている姿を見つけることもあります。
    だから、水場をつくってあげることは大切です。
   水場は、鉢植えの皿に水を入れた簡単なもので構いません。あまり水が深いと水浴びできないので浅めに水を張るのが
   ポイントです。
   夏でも冬でも年中利用します。冬は寒いけど大丈夫かな?なんて心配はいりません。
    ただ、水は交換してあげないと、虫が発生したり、水質が悪くなるので注意してください。


 エサ台をつくろう 
   エサ台(バードフィーダ)は、市販されているものもあります。また、木板を使って日曜大工さながら 本格的に作って
   みてもいいと思います。
    ここでは、簡単に工作気分で作れるエサ台を、解説付きで紹介します。
    コンセプトは、「身の回りにあるもので、簡単に時間をかけずに製作する」ことです。

   2種類紹介します。
    1 皿型のエサ台
        使用済みの食品トレイをエサ台にしようというものです。

    2 吊るし型のエサ台
        ペットボトル(500ml)を加工して作るものです。






■ 野鳥の絵を描く

   野鳥の絵を描く



     私は、はっきり言って絵が苦手です。でも、鳥の絵を描くことで、鳥の個性をとらえることができます。



     野鳥をよく観察したり、図鑑を良く見て鳥の形、色などを把握しないと描けないですからね。

     鳥の塗り絵だとか、書き方の本もありますので、紹介しておきますね。

     「”たまご式”鳥絵塾」 ユニークなネーミングですが、本当に簡単にリアルな絵を描くことができます。
     特に野鳥の体全体をバランスを良く描くテクニックが、丁寧に解説されています。
        "タマゴ式"鳥絵塾―水彩色鉛筆で楽しく野鳥が描ける

     何も考えずに描くと、バランスの悪いカッコ悪い鳥の絵になってしまいます。

     塗り絵の本もありますよ











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